ランナーのための薬膳

記録が伸びない、つかれるというあなた。
食生活の見直しも大切です。

「ランナーのための薬膳」では筋肉を強化する、エネルギーをチャージするなど目的にあった薬膳ならではのおいしくて、ランナーのカラダづくりのためのメニューが続々…。
ランニングライフのさらなるステップアップに是非お役立て下さい。

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vol.22<br>「気・血・水」のめぐりを整える 

カテゴリ 夜ごはん

「気・血・水」のめぐりを整える 

薬膳ビビンバ

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材料

■ 薬膳ビビンバ

  • 【ナムル】
  • 黒きくらげ……5g
  • 大根……80g
  • にんじん……80g(中1/2本)
  • なす……60g(小1本)
  • 大豆もやし……80g
  • 春菊……80g
  • (下味:野菜それぞれに塩1つまみ・すりごま大さじ1・ごま油小さじ1)

  • 豚もも肉うす切り……150g
  • (下味:すりおろししょうが3g・醤油大さじ1・みりん大さじ1・片栗粉小さじ1)
  • ごま油……小さじ2
  • 温泉たまご……2個
  • コチュジャン……大さじ2
  • ごはん……2膳

作り方

薬膳ビビンバ

1

  • 黒きくらげは水で戻し、細切りにする

2

  • 大根、にんじんは千切り、なすは縦半分に切ってから、5ミリぐらいの厚さに切る。

3

  • 鍋にお湯を沸かし、蒸し底をおき、大根、にんじん、なすを分けて入れて蒸す。
    蓋をして沸騰してから、4分ほど加熱して取り出す。

4

  • 蒸し底を外してお湯を足し、沸騰したら大豆もやしを入れて茹で取り出す。
    続けて、春菊を茹でて取り出して水気をしぼり、食べやすい長さに切る。
    最後に①の黒きくらげを茹でて、取り出す。

5

  • 大根、にんじん、なす、大豆もやし、春菊それぞれに塩1つまみ・すりごま大さじ1・ごま油小さじ1を加えて味を整える。

6

  • 豚もも肉は細切りにする。
    下味をつけたら、フライパンにごま油を加えて熱し炒めて取り出す。

7

  • ご飯に⑤のナムル、⑥の豚もも肉、温泉たまごを乗せる。

8

  • 好みでコチュジャンで味を整える。
    ★ナムルは、多めに作っておくと冷蔵庫で3日ほど保存できる。

【理気・活血・利水】

中国医学の考え方では、「気」というエネルギー、「血」という栄養、「水」という潤い成分がうまく体の中で滞りなく流れることで、健康なカラダを保っていると考えます。
ストレスや冷えによって「気・血」の流れが滞ると、筋肉がつりやすくなったり、関節の痛みが出やすくなったりします。
また「水」の流れが悪くなることで、疲労が抜けにくくなったり、むくみが解消しにくいことも。
「気・血・水」を整える効果のある食材を組み合わせたビビンバで、全身のめぐりを整えましょう。
一度に作って保存しておいて、ナムルとして召し上がるのもおすすめです。

柱となる食材

食材メモ黒きくらげ

黒きくらげ

「血」に関係するさまざまな症状に効果があります。「血」の余分な熱を鎮め浄化し、滞りを改善します。
そして「血」を補う効果もあるので貧血の方にもおすすめです。また食物繊維も多く含み、免疫力アップや便秘改善も期待できます。

食材メモ大根

大根

カラダの余分な熱を取り除き、痰の症状を改善します。
痰を取り除く作用は、余分な水分を排出し水分のバランスを整えるためむくみの解消に繋がります。
またジアスターゼという消化酵素を多く含むため、胃もたれや消化不良を解消します。

食材メモにんじん

にんじん

薬膳では、赤色や黒色の食材は「血」を増やす作用があります。
にんじんは「血」を浄化してきれいにし、流れをよくして増やしてくれます。
「血」を増やすことで目のトラブルの改善にも効果があります。またβ―カロテンが豊富で抗酸化作用が高く、老化防止も期待できます。

食材メモなす

なす

カラダにこもった熱気を取り除いて、血液の流れをよくする効果があります。
紫色の色素のナスニンはポリフェノール一種で、抗酸化作用や血液をサラサラにする作用があります。
血流が良くなることでカラダの隅々に栄養が行きわたります。

食材メモ大豆もやし

大豆もやし

カラダの余分な熱を冷ます作用が強いもやし。
たまった水分を代謝してむくみを解消するカリウムを多く含みます。
また食物繊維も含まれているので腸内環境を整え、便秘の予防や改善にも効果があります。

食材メモ春菊

春菊

独特の香りがある春菊。
その香り成分が「気」をめぐらせ、イライラやのぼせ、頭痛などを緩和します。
香り成分は自律神経に働きかけて、胃腸を活性化し免疫力を高めます。また栄養価が高く、食べる風邪薬と言われています。

先生プロフィール

薬膳料理

阪口珠未(さかぐち すみ)

株式会社漢方キッチン代表
文部省(現文部科学省)国費留学生として北京中医薬大学で中医学を学び、帰国後「おいしく、カラダとココロをリリースする」をテーマに漢方キッチンを設立。新聞、雑誌などに執筆多数。レストランメニュー開発、薬膳料理教室を中心に活動。著書に『子宮力アップレシピ』(主婦の友社)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)など。
http://kanpokitchen.com

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